ちょっとそこ、どうなっているの?みたいな簡単なところをお伝えします。
まず最初にアラスカでは、
銃所持許可書
狩猟免許
は必要ありません。
ライフルなど米国民であれば、個人の責任の下、自由に買うことが出来ます。
(しかし審査が必要な場合あり)
狩猟免許は存在せず、
ライセンスとタグ(後述)を買うことで狩猟可能になります。
日本人である我々がアラスカに行き、狩猟をする場合、
銃に関しては基本的に日本から申請して自分の銃を持ってくるか、
現地の人のものを借りるという手順になるでしょう。
狩猟ライセンスとタグは、日本人でも
地元のスーパーなどで簡単に購入することが出来ます。
しかし特定の動物を狩猟する場合、
必ずガイドの付き添いで行わなければいけません。(後述)
以下、アラスカ狩猟に関して思い当たることを並べました。
1.アラスカのハンティングは、エリアが20箇所以上に分かれ、それぞれの地域で
狩猟可能な鳥獣と頭数が事細かに決められている。(冊子がある)
2.その頭数などを決めているのは、ALASKA Department of Fish&Gameと呼ばれる公的機関。日本で言えば、環境省か都道府県庁?
3.ALASKA Fish&Gameは、かなりの数の飛行機や調査員を飛ばして、動物の数や生態を調査している。その結果、翌年の狩猟可能数を割り出す模様。
4.アラスカでのハンティングは非常に人気であり、日常の一部として成り立っている。ムースやカリブーハンティングの時期が近づくと、町の人たちが「そわそわ」しだす。
5.ムースややカリブーのツノをトラックに積んで、街を走ると英雄になった気分。それだけ、ハンティングに対する理解がある。(日本では・・・)
6.アラスカでの狩猟者区分けは、以下の通り。
レジデント(アラスカ州の居住者):ハンティング料金は25ドル
ノンレジデント(その他の米国居住者):85ドル
ノンレジデント・エイリアン(居住者ではない外国人):300ドル
(その他の区分けもあるが省略)
7.さらに狩猟するGAME(狩猟動物)によって「タグ」という許可書の購入が必要。
タグが必要なGAMEの種類による値段は以下の通り。
なお、レジデント以外では、特定のGAME(狩猟動物)に対して、
アラスカ州が公認するマスターガイドの付き添いが必要。
ちなみにガイドが必要なGAMEは、
ノンレジデント(アラスカ州以外の米国居住者):ブラウン・グリズリーベア マウンテンゴート ドールシープ
エイリアン(居住者ではない外国人):上記の表のすべて(悲しい・・)
8.GAMEにもよるが、道路がほとんどないアラスカでは、
シープ系、ベア系、カリブー系は、基本的に飛行機で
ハンティングするのが最も確実で最もポピュラーな方法。
しかし非常に高価でもある。
まとめると、日本人がアラスカでビッグゲームを狩猟する場合、非常に高額なハンティングガイドを雇わなければいけないと言うことです。
以下、御参考までに
HUNTING IN ALASKA という本に掲載されている必要経費の例を添付しておきます。
結構、いい値段ですねぇ・・・
つづく
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