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2010年11月1日月曜日

2010年、エゾ鹿・初猟

やっと行ってきました。

今シーズンのエゾ鹿猟。
今年は一週間ずらして、道東の弟子屈です。

結果は、小型のオスを一頭。



ヌタ場でかなりボケーッとしていたやつです、
へたっぴの私に獲られるぐらいですから、
このオンタ、かなりお疲れの様子だったのでしょう。

若干黒々しい個体ですが、
きっとiPhone4のカラーバランスが悪いせいです(笑)


内臓摘出後は、友人T車のバケットにほおり込み、
別の友人の所有する湧き水&エゾ鹿クーラーに
丸ごと、浸かって頂きました。

道東では、湧き水クーラー(通称シカ風呂)を持っている友人がいると、
肉の冷却ができるので、とても嬉しいです。

上記のオス君も、適切な血抜きと冷却で
きっと、たぶん大丈夫な感じです。

今回は、狩猟だけでなく、


ユンボで穴掘ったり、チェーンソーで
友人の別荘までの道作ってきたり、


あと、地元のスパルタン・ハンターさんたちとの交流もあり、
ネシカとか、サージャンとか・・・・よく分からない言葉の
凄い武器が沢山出てくるヤバイ車に乗っているお方と知り合いになったり、

あんまり書かない方が良いのかなぁ。


フィールド(特にシカ風呂!)に恵まれている道東は、
シカがあまりいないニセコに住んでいる私にとって、
ちょっと羨ましい限り、
また日高などとは違った狩猟文化で勉強になりました。


ちなみに、使った銃は、
ハンティングネットさんのサベージ210F・コンプリート
道東のハンターさんたちもマクミラン銃床に一目置いて下さって、
なんだか嬉しい気分・・・って腕は伴っていないので、
ちょっと恥ずかしいんですけどね。

2010年1月14日木曜日

道東気まぐれ狩猟行(番外後編)

「俺の20mぐらい後ろを歩け、何かあったら頼むぞ」

「あ、はい!」


突然の展開だ。


とここまでは、
参考にしてください。





20mぐらいうしろ・・

ということは、二人の距離を離すことで
互いに支援できる隊形を取ると言うことか。

師匠は、シカの血が所々したたる
クマの足跡を丁寧に一歩一歩トレースしている。
俺は、その後ろ20mと思うところ、
支援できる場所を自分なりに考えながらついてゆく。


緊迫した追跡の中で、
戦闘機時代のことを思い出す。
いつ敵が来ても戦闘出来るような態勢・・・
それは、
相互にある程度の幅を持つ隊形だ。

お互いに、
つかず離れずの距離を持っていれば
一撃で編隊そのものがやられることはない。

そしてもし、どちらかが交戰となっても、
もう一人は有効なサポートが出来る隊形。
それが戦闘隊形だ。

いま師匠は、クマの襲撃に対して
その戦闘機時代と
同じ隊形を俺に指示している。


笹藪と松の木が交互で並ぶ尾根を30mほど進むと、
前方に巨大な岩が出てきた。
今歩いているやせ尾根に、
ふさわしくない大きさと威厳を持った
巨大な岩が、クマの存在を予感させる。


この向こうに、クマが隠れているのか?

岩を大きく回り込むように
いったん少しだけ尾根を降りた師匠は、
岩の裏側を見渡せる場所まで進み、
そこから岩の裏まで木を盾にして登っていった。


「やべぇ・・・怖い」

俺は意味もなく、何度も後ろを振り返りながら
無音の森の中で
なんとなく木霊するクマの恐怖と勝手に戦っていた。


いままで、こんな恐怖を味わったことがない。
数多くの危険なシチュエーションを経験してきたけれども
この、何となく不気味で襲われる・・・という感覚は知らない。

銃を持っているにもかかわらず
自分は決定的に弱者になっていた。
もう「クマを獲りたい」なんて言うのはやめにしよう
と誓えそうな怖さだ。


師匠が、尾根の向こう沢に少し降りて、なにか喋っている。

「どうやら、ここまでだな」

クマは、血のりのついているであろうシカの残骸を
奥深い沢の下まで引っ張って行ってるようだった。
なぜ、ここまでなのか聞くと、

「これ以上いくと、クマがおれらの上になる可能性があるからな・・
あいつらは頭がいい、もしかしたら沢に行っていると見せかけて
どこか、上にいるかも知んねぇ」

「それにクマなんか、めったに獲れるモンでもねぇ・・
本当のクマ猟師は、はっきりとした足跡見たら
いったん引き返すモンだ、それは叩かれるかも知んねぇからだ」


その後、引き返すときに
怖かったことを師匠に話すと、

「なぁに、何事も経験だべ、そのうち少しはマシになるさ」

と少し、フォローしてくれた。

しかし、、、、
まだまだ経験が足りない。

本当に猟のこと、シカのこと、クマのことを知りたいと思ったら
そこに住まなければダメだ、、と思うようになった。

生半可な気持ちでは、狩猟なんかできない。
ましてやクマを獲るなんて。


以上、ちょっとハードな感じで書いてみましたが
(すこしお酒も飲んでます(笑))

自分の意識がかなり変わった経験でした。
さて、引っ越そうかな・・







2009年12月21日月曜日

昨日、狩猟へ

道東報告の途中ですが・・・


昨日、

佐藤さん、エゾシカ教授さん、エゾシカ研究員さま

と猟に行ってきました。


途中、

エゾシカ教授さん(本当に大学のエゾシカ先生)と
エゾシカ研究員さん(本当に大学のエゾシカ研究員・・女性!!)

と三人で徒歩狩猟を、したのですが
アカデミックなのに、フレンドリーで
しかも若いのに(私と同じぐらい36〜37)
すでに銃身が細いライフル所持者、
なんだか、すごいなぁと思いました。

エゾシカ探索中、植物の食べられ方や、足跡、行動など
先生達の豊富な知識を教えていただきました。
(了解を得られたら、またご両人の紹介をしたいと思います)


久しぶりに猟場で、


「善人」


に出会った(笑)、という感じで
なんか感慨深かったです。
(そんなことはない、と佐藤さんは意見してましたが・・)




極悪戦闘車両、佐藤型



アカデミックなエゾシカ話?



教授の愛車、、もピックアップいいなぁ。


猟場での移動ですが、

すごい積雪林道に

鉄が飛び出ているタイヤとチェーンで
ハラを擦りながら佐藤さんは突っ込んでいました。

私も、北海道歴は長いですが、
鉄が飛び出ているタイヤは、久しぶりに見ました。
(これでも佐藤さん的には、快適な部類だそうです・・おおクルマ壊れそう)

助手席で、つぶさに操縦を観察していましたが
リアルにすげぇーと安心しながら
雪に突っ込むクルマを楽しんでいました。




話変わって、

天気は曇り、前夜の放射冷却が少なめで
気温は高め、しかるに
シカさん達は早朝も早めに、
川の水をドリンキングしに来ていました。

ちょいとタイミングが遅かったか、、
という佐藤さんでしたが

午後から晴れてきて日射が南面を照らし出してきて
佐藤さん読み通り
シカさんは、群れで6〜7頭で低い場所へ
しっかり山から下りて来てました。
なんかギャル・シカが多い感じでした。

でも見つけるのは簡単じゃなかったです。

しかし佐藤さん、どんな状況でも
しっかり見つけて射獲、
ここがベテランとビギナーの違いでしょうか。
私のタリホー率は、ほぼゼロでしたから。

ここ一番の集中力が違います。

自分はイマイチな日で命中させられなくとも
解体運搬は、させてもらえるので
そこがお勉強どころです。


今日の解体ワンポイント1

マタ割のノコ、いいですよぉ。

内蔵摘出の時間がメチャ早くなりますので
肉の冷却が、段違いで早くなります。

まだ在庫あるのかな?

マタ割りの場所と方法などは
また改めて報告します。



あと、腕ひしぎ逆十字(でよかったか?)の方法
もとい、すねの取り方。

以前の報告記事に誤りがあったので

これ、一撃で気持ちいい—!!

ポイントは内側の斜めにはいった筋です。

せっかく獲った獲物ですから
上手な方法で美しく、解体してあげたいですよね。



では、明日は道東報告再開します。


p.s.
倶知安はひどい吹雪です。
シカはいませんが、滑り屋さんには最高の雪でしょう。





























2009年12月17日木曜日

道東気まぐれ狩猟行(5)

お待たせしていました・・・横浜でお仕事していました
(Sさん、ご来場ありがとうございました!スカジャン最高!)


最終日!

またもや、クマ狙い・・ということで
○○沢へ潜行。

しかし、足跡はあるものの林道沿いでは確率は低い。

ということで写真のようにやまべ釣りをしながら
クマを狙おうということに。
(いや、やまべ釣りたかった唐揚げ喰いたかった、んですよ)

銃を担いで、やまべ釣り。
複合技が大好きな私は、もう大はしゃぎ。


ピンコのやまべは、大量に釣れまくって
本当はフライフィッシャーマンの私もC&Rなどお構いなしに
美味なるやまべちゃんを大量ゲットしたのでした。
(オショロコマは、、、好みじゃないのでちゃんと戻しました)


おかげで、クマなんかどこにも出ません。

しかし、11月も終わりなので水の冷たいこと!!


銃持って沢登りも悪くないなぁ・・
と思いつつ、じゃあ温泉にでもいくか!

と言うことになりました。




若干歩くこと・・・○○分。




おおっ!!ここは!

薫別温泉という場所です。






もう、多くは言うまい。

狩猟はどこへやら。

天国でした。

2009年12月9日水曜日

道東気まぐれ狩猟行(4)

翌日



中標津でおしゃれなペンションをやっている友人宅の軒下に
ピンコを吊るしておく。

友人は微妙に嫌がっている感じもした・・が、
まあ、道東の人だから大丈夫だろう。


そして我々は、北上、知床半島の基部をめざした。



途中、右手に見えてくる国後の雄姿。
手前には鹿の足跡・・・

しかし、今日はクマ!



と思っていると、なんだか不思議な罠っぽいものが・・・

車を停めて探ってみる



こっこれは! ワナ!

しかしでかいワナだな。これ、合法なんだろうか?

さすがの友人も驚いている様子だ。



「こりゃ、やべーべ」

いったいあの箱の中に入れてから
どうするんだろうか?
(知っている人いたら教えてください)



その後、熊を求めて・・険悪な山の中へ。


しかしながら、熊はおろかシカさえみえず。
(足跡はあるのだが)

こうして、道東二日目はあえなく敗退。


その後、弟子屈へ戻り地元猟友会の方の家に呼ばれてパーティー。
本物のビールを飲みながら聞く地元ハンターさんの話は興味深く
非常に勉強になりました。
(Kさんありがとうございます)

さて、明日は最終日!
頑張るべか!







2009年12月8日火曜日

道東、気まぐれ狩猟旅(3)

シカがいない、、、

我々は、とりあえず日中の射撃をあきらめ、
いろいろとシカが日中どこにいるのか、
探ってみることにした。

弟子屈〜釧路のJR線沿いは、友人曰く、

「列車とシカの衝突回数No.1」

らしい。




しかし、線路沿いにはまったく奴らはいない。
背の低い笹茂みにいれば、わかるものだが
それに隠れている様子もない。


「お花見列車みたいに、狩猟列車なんてあればいいのにねー」

なんてブラックジョークを言い合いながら、考えてみる。
夜間はあれだけ姿を表す、野郎どもが
どこにいるのか??
本当に摩訶不思議だった。

しかし、もうどうしようもないので、

「夕方、日没前を狙おう」

ということで、昼間は林道探索。



※


そして、日没、30分前ぐらい・・・
我々は、牧草地沿いの林道を徘徊していた。

暗くなってくると・・・いるいる、どこからやってきたのか・・

超ビッグなオンタ2匹が、
大草原地帯に突っ立ているではないか!

友人が、いちはやく車から降りて
駆け足、引き金を引く!・・いったか・・・???あれ?

友人のサボット銃は、

「ぽん」

という音だけで、不発になった。

「あれーーーーどうしたの?」

どうやら一発だけビショビショに濡らしてしまった
サボット弾があったらしく、それを使ってしまったらしい。
これじゃ、もう撃てないだろう。
(ちなみに、その後チェックすると弾は、一応飛び出ていて
薬室のプラスティックだけ銃身に残っていました、棒でつついてBack on!)

今度は、私の出番。

うーん、、、、いたいた別の場所に。

今度は、バンビちゃん・・・距離30m・・ドン。
またもやネック一発、バタン・・ごめんなさい。
(しかし委託とはいえ、よく当たる銃です、私は下手なので確実に銃のおかげです)


というわけで、王国、弟子屈一日目は、
なんとかボウズになることなく、終了でした。





だが・・日没間際でしか出てこない、王国弟子屈の鹿たち。
もう、人間慣れ、車慣れしているのだろうか?

とにかく
「いうほど、簡単ではない」というのが
王国の第一感想であった。


とにかくシカはここまで。
明日は、熊狙いで北上だ。


つづく

2009年12月7日月曜日

道東、気まぐれ狩猟旅(2)

ニセコから弟子屈まで8時間走った私と、
平日の激務を終えて、花金で飲んでいた友人は、
予想通り、翌日の狩猟起床時刻0530をぶっちぎってしまう。

朝起きたのは、日の出の2時間後。

「まあ、シカなんてどこにでもいるべ」

とタカをくくって、弟子屈周辺林道を走ってみる。

すると、、、、いない。

いるのは、タンチョウ鶴だけ。

「そういえば、タンチョウ鶴って美味しいのかな?」

という会話になってしまう。

どうも、狩猟をやると
動物の判断基準が、

美味しいもの=王道
マズイもの=外道

になりません?

これは、渓流魚も同じで、

ヤマベ(北海道では、山女魚のことをこう発音します)
は女房よりかわいいのに、
オショロコマや、ウグイの扱いといったら・・・
いや、書くのはやめておこう。


さらに車を走らせていると、

撃てるものなら撃ってみな。  ウウッ!・・クソ

お、いたいた王道(若干、ババアですか、社長?)

しかしながら、ここは禁猟区。
釧路川のアングラーがたくさんいるなか、
この日の昼間に見たのは、これの子供とこのメンタだけ。
だんだんと日没時間が近づいてくる。


いったい、どうしたというのだ・・・狩猟王国、弟子屈!!


2009年12月5日土曜日

道東、気まぐれ狩猟旅(1)

先月の三連休は道東にいっていました。


「道東はシカとクマの楽園だべ!」


撮影:道東禁猟区の公園、、ウジャウジャ


という友人の誘惑で。


私の住むニセコからワル友人の住む弟子屈へはかなりの長距離。
途中、某H町のワルワル師匠のところに寄るまで4時間、
師匠にシシ肉をおみやげ&挨拶した後、さらに4時間で弟子屈へ。

ニセコ→弟子屈 8時間
(これは、アラスカのアンカレッジ→フェアバンクスに匹敵するな、北海道広し!)

のクルマの旅は、さすがに一人だとこたえます。
今回は、軽トラでもジムニーでもなくランクル80でよかった・・

と思うのでした。
(しかし三台もクルマがあってどうするんだろ?・・どれも捨てられないのが本音ですが!)


「弟子屈駅の足湯で待ってるべ」


という友人のもとにヘトヘトになって
到着すると、、、、


オイオイ、、、全身かい。



どうしてこんな友人ばかりなんだろう?
こうして到着日の夜は、
タダ温泉に浸りながら札幌黒ラベルを飲むのでした。


つづく


2009年12月3日木曜日

シカ追跡行

前回の続きPart2


なに?後ろをとられた?

と言いつつも、これはクマではなくシカ、恐怖感はない。

我々の遠く後ろを横切ったシカが、ある程度の距離で止まる。

佐藤隊長:迅速に射撃準備→発砲。

私:距離で・・・勝手にあきらめ。(実際は130mほど、、ウテヨ)


バーンという隊長専用銃の響き・・当たったか?


着弾時のシカの動きを見ていると
どうやら隊長の弾丸は、どこかに当たっているようだ。
シカが一度、ガクッとしたような感じだ。

しかしシカは、着弾後に猛ダッシュで
笹藪の斜面を登りだし、あっという間に
我々の視界から消えてしまった。

あらら・・・と思って
シカが撃たれたであろう場所へいくと、しっかりと血痕が。

「どこに当たったんだろう??・・とにかく追いかけよう」

そして隊長は、まだ雪が積もりきらない急斜面をがんがん登る。


この時期は、本当に歩くのが大変だ。
笹藪の中に足がズボズボ埋まる。
冬山登山では、まず立ち入らない状況だ
(まあ、厳しいですから)

それでも、血痕がある限りどんなに険しくても
シカを追い続けようとする隊長。

やせ尾根上の地形が、笹+雪のラッセルを更に厳しくし、
体力が消耗する。

「どこまで行ったんだろうか・・血痕はかなり濃いんだけれど」

と、思っていたら尾根の終わり付近、コル上になっている場所で
シカがこちらにケツを見せて死んでいるような感じではないか!

私は、

「いましたー!!!」

と叫んで止め矢を放とうと構えたとたん、
シカはクルッとこちらを見てから
全力で走り出す!!

「なにぃ、、どこにそんなパワーがあるのだァァァ!!」

シカは、尾根からはずれた斜面に飛び込んで
一瞬で見えなくなった。

「いましたー!!!」などと叫ぶ前に撃てば良かった
と反省しつつ、そのままシカの血痕を頼りに、
そうとう急な笹藪斜面を滑り落ちながら、追跡する。




が沢下まで降りてみたものの・・・・シカはいない。

「佐藤さん、シカは沢をつたって降りてったみたいです」

と報告しながら、ぼーっとしていると!
こちらを見た佐藤隊長は、

「あら、そこにいるじゃない」

と指さすのは、
私の3mほど後ろ。

マジィー!!
こんなところにいたのかぁ・・・!!はずかし。


シカを探せ!!
↓ ↓


私は、完全にシカが見えてなかった!
その場所に数分いたのに気がつかなかった・・
思い込みなのだろうか? それともボケボケ?
(隊長に、超笑われたのはいうまでもない)

最後にすごいオチを付けた追跡行だったが、
汗だく、珍プレー(俺の)続出で何とも面白い時間でした。

佐藤隊長も

「なんか、狩猟やっているって感じしましたねぇ」

と満足げな様子。


やはりシカは、自分の足で追いかけるに限りますね!!


※ちなみに隊長の弾丸は、ばっこりネックに入っていました・・が
食道だけを貫通して骨に至らなかったので、この逃走劇となりました。
さすが!隊長!!

2009年12月2日水曜日

シカ時間

前回の続き

崩落した林道から二人で歩きだす。
周囲を警戒しつつ、ゆっくりと歩みを進める。
それにしても銃を持って山道を歩くのは
なかなか体力がいる。

スリングを肩にかけて運べば、
かなり楽なのだが、
それでは迅速な対応ができない。

その点、隊長は前たすき掛けで運ぶことのできる
「サファリ・スリング」を使って楽そうに、
そして即時対応ができるようにしていた。
サボット銃は、重いので
即応体制で銃をまえに抱えて歩くと、
両腕が一気に疲労するからこのアイテムはいいかも。
(隊長の銃は、もちライフルです)

その後30分は歩いただろうか、
林道を車で流していた時よりも
クマの足跡が、少ない。
というか
まったく確認できない。

「クマの足跡、ここら辺にないですね」

「じゃあ、シカでもいたら狙っていきましょうかぁ」

みたいな会話をしつつ、

「シカに後ろを切られる(自分の通った場所、後ろを走る)ことあるかもしれませんから、前だけでなく後ろも気にしてください」

と隊長指導。

ふたたび歩き出すと、
我々の前方に橋が見えて
その向こうが急カーブになっていた。

切り込み隊長(先頭)は私に変わり、
索敵にも力が入る中、左前方の小さな斜面に
中ぐらいのメンタを発見、しかしメンタは
すぐに笹藪の中を走り出す。

これじゃ撃てないなぁ、と思っていると
隊長が口笛を吹き、その音色でメンタが
ぴたっと止まった。

「なに!隊長は、シカの時間を止められるのか?」

などと思いながら、銃を構えて、
数秒固まっているメンタ向かってスコープをのぞくと、
なんと、スコープカバーを開き忘れて
目の前まっくら。
すぐにカバーをパカッとあけて再度狙うも、
メンタは全速力モード・・あらら。

どうやら「シカ止め時間」は
数秒らしい。(というかオマエすぐ撃てよ!)

このとき、ジョジョ第三部最終章、Dioの能力
時間止めスタンドを思い出した(わかんない人すみません)

訓練すれば、自分もシカを止められるようになるのだろうか?
ともかくシカの動きが止まる数秒の間に
やつらにパンチを喰らわせなければいけないのである
(完全ジョジョモード)

ということで、
残念ながらメンタは、藪の中に完全に消えてしまい
私は射撃をあきらめた。

とその後すぐ、
我々の後方からシカがばーっと出てきて
雪でパックされた林道を横切った!

なに、後ろをとられた!?

つづく

2009年11月10日火曜日

狩猟用ゾンメルスキー






倶知安は、雪が降りそうな気圧配置です。
エゾシカも山に入り込んでしまったでしょうか。

いままで15年間ほど冬山スキー登山をやってきた私は、
スキーによる狩猟が楽しみでなりません。
日高あたりの山を米と味噌だけ持って縦走し、
テントとジビエだけで一週間耐え抜く。
という苦行?を夢見ています。


いままで大雪山をはじめとする
北海道の高所冬山で慣らしたスキー技術は、
無駄ではないはず、と思っていたのですが
しかしながらちょっとばかり、
狩猟スキーと冬山スキーには
道具的な違いがあるようです。

一般的な現代の山岳スキーは、登坂時に人工シールを使います。
人工シールとはナイロンのことで
これを冬山では普通に使っていたわけですが、
これが狩猟スキーでは、アザラシの天然シールを使うわけです。
(ちなみにここで使っている「シール」とは英語のseal=アザラシのことです)

15年間、人工ナイロンシールしか使ったことがなかった私が、
昨シーズン、始めてアザラシの天然シールが付いたスキー
(これをゾンメルスキー(秀岳荘オリジナル)といいます)
を狩猟時に借りて使ったときの感想。

「すごい!!なんでこんなに滑って登れるの?」

ナイロンシールでは、まず直登できないであろう雪斜面も
アザラシヘアーでは、ずんずんと一直線で登れます。
一方、下りでは恐ろしいほどに抵抗が少なくなり、
すーっとパウダー雪面を滑ってゆきます、これがきもちいい!

私は、あまりにもこのゾンメルスキーの優秀さに惚れてしまい
(しかも借りたスキーは10年使用のお古)
次の日、秀岳荘に直行して
このスキーを買ってしまったほどの感動でした。

一度、1300m クラスの雪山を登って滑ってみましたが、
その滑走性能は、シールをつけていることを忘れてしまうほど。
もちろん登坂性能もすばらしい。

狩猟時には長靴で行動するので
滑りは非常に難しくなるのですが、
それもまた楽しみのひとつです。

銃を両手に抱えて、
ゾンメルスキーで滑降すると、
なんだかドムになったような気分を味わえ・・
はやく雪降らないかな。


科学技術が発達している昨今で
天然物が優れてるという事実は、本当に嬉しいものです。

2009年11月4日水曜日

新型での猟果




北海道内陸部の狩猟行にて、
エゾシカ、3頭の恵み(オス×1、メス×2)をいただきました。


ニセコを出発時、冬型の気圧配置がもたらす雪で
道路は雪に覆われ、なかなかの吹雪でしたが
それも美笛峠を越えたあたりまで。
(西から来る雪雲の場合は、支笏湖より東はセーフ)


しかし、
気圧配置とエゾシカの行動は、
多くの熟練ハンターさんがおっしゃるとおり
密接な関係があるようで、
エゾシカの影は非常に薄かったのですが・・


それでも知り合いのお導きにより?
3頭も恵んでいただきました。
やはり地元に住んでおられるハンターさんは
その時々の状況で場所を選んでくれる・・すごいです。




それにプラスして新型がよく当たるのです。
知り合いの師匠いわく、

「まんず、ばっつばっつ当たる銃だな
どこで買ったんだ?俺も欲しいぐらいだ。」
(ハンティングネットの回し者ではありません:爆)

私ではなく銃が良いんだという
師匠の言いたいことはよく分かりました。
やはり新型MSは、すごい。



冬山登山経験15年な私は、
天気図と、その他の自然活動の相関関係が
いつも気になっていたりします、たとえば
雪崩の危険性を把握するための雪の状態とか・・・
エゾシカも気圧により動きが変わると教わっています、
聞いたことを猟場に足を運んで
自分で検証してゆきたいと思います。
(人間も、気圧の関係でやる気ねー・・な時がありますよね、ん?それは違う?)


獲物が獲れた獲れないは、時の運。
と言えば、話は簡単ですが、
やはり優れた狩猟家になるには、
長年の経験と研究が必要なんだな・・
まさしく狩猟はアウトドア総合格闘技系です。

2009年10月31日土曜日

Savege M210F HuntingNet Completeで初エゾシカ(4)



さて獲らせていただいた大事なエゾ鹿の解体です。

私的には、このように
クレーンを使っての解体はお初だったので、
佐藤さんがどのように解体をするのか
苦手な科目の先生の抗議に喰らいつく
予備校受験生のように、しっかりお勉強しました。

すべては、美味しい肉のために撃つのであって、
食べることを考えないで射獲するのであれば、
最初から撃つべきではない。

これが佐藤さんの考え方の根底にあるような気がします。

佐藤さんの使っていた
自分には新鮮に映った道具です。

車載クレーン
シカを吊すハンガー
短い骨切りノコ(骨盤を割るため)
あばら開き?(あばらを開いておくための小道具)


次回は、解体実習編。

p.s.
最近、猟と解体&熟成で忙しくて
ブログUPも大変です・・倶知安町は雪が降りました。

2009年10月30日金曜日

Savege M210F HuntingNet Completeで初エゾシカ(3)

解体編・・・と思いきや

ひとまず佐藤さんがエゾシカを獲って
私が外したところからお話しをします。

なぜ私が70mの射程であたらなかったのか、その点について
解体をしながら、佐藤さんはこう話してくれました。

「まだ、射撃時に迷いがあるね、それが原因だと思いますよ」

迷い?

「そう、構えてから撃つまでにスコープのぞいて迷っていますよ、
それは、ほんの少しの間なんですが・・・それを止めて、
パッと撃つようにすれば決まると思います、ハイ」

前職柄、先輩のお話は素直に聞くクセが付いているので
(普段はワガママですが)
次のチャンスはその通りやってみよう、と思いつつ、
この人いつそんな所まで見ていたんだろう?と不思議になりました。
自分で撃っていて、私を見る余裕なんてないはず、すげえなぁ。

そして・・
最初の解体が終わって、林道を移動中、
次のチャンスはやってきました。

殺気をたてないで、グダグダ話していれば
シカって出てくるんですよねーと言っている、その矢先に。

進行方向の右45度、森の斜面20mぐらいに雌1頭発見、

「いたいた、1匹、右上!」

と私が言うと、佐藤さんは黙ってそのままクルマを走らせ、
私は事前の打ち合わせ通り、徐行して進んでいるクルマの
助手席から車外に飛び出し、ドアは閉めず
(ドアは開けたまま・・で、という指示だった)
落ち葉でしめった地面に降り立ったと同時に
林道横の深い笹森に入り込み・・

シカは、動き続けているクルマに気をとられて
私のほうには、気がついていない様子、
その隙に銃を出して、装填、構え、照準、発射。

やっとシカがこちらに気付いた直後の発射だったので、
動く時間もなく、その場で前方即倒。

Savege M210F HuntingNet Completeで獲った初シカとなり、
おもわずその場で狂喜乱舞。

この間、ほんの数秒の話でしたが、
アドレナリンでまくりのスローモーション現象が
いまでも起こっています。
佐藤さんの指導で仕留めた今季初シカは実にスムーズな連携で、
なんだか当たり前のような出来事にも思えますが、
「すべては、そう仕組んだ結果である」
と十分納得できる一連の狩猟でした。

佐藤さんから事前に、

「シカは、動いているクルマを注視するから、もし見つけたらすぐに徐行するクルマから降りてください、私はそのままクルマを動かし続けます」

という事前調整を聞いていたのだが、
これがドンピシャリの共同戦術。

まるで、戦闘機の2VS1、マージ後1旋転で
ズバッと敵の土手っ腹に入り込むような爽快感、満足感です。

今度は、スキーを使った山岳戦術猟も一緒にお願いしたいなぁ・・
と思いつつ、まずは単独忍び猟ですね。

これでまた狩猟の魅力に取り憑かれてしまいました。

Savege M210F HuntingNet Completeで初エゾシカ(2)

佐藤さんの早業&熟練解体の話の前に・・エゾシカ索敵の話を。

私が今回悟ったのは(偉そうだけれど・・)

猟を成功させる最初の決めては、

エゾシカという目標を出来るだけ遠くで見つける
(これを戦闘機の世界では「タリホー」もしくは「タリ」といいます、オリジナル英語表記では「Tally Ho」でしょうか)

という当たり前のようで難しいこと、です。

先見すれば、

1.アプローチを考える時間が少し増える。
2.Tacticsを練ることが出来る・・か。
3.レンジが比較的短いSabot銃でも十分いける。

のような気がします。

アラスカの狩猟仲間に、

「日本ではSabot銃使っているんだ」

というと、

「なぜだ?普通、Sabot銃(向こうではマズルローダーというのかな?)では獲物に接近するのが難しいから、上級者向けなんだけれどな、、敢えて選んでいるの?」

と言われたりします。

このことをよーく考えてみると、

猟は偶然の固まりじゃない、ちゃんと組み立てられている
動物生態・気象状況・動き・猟場の地形が重要

といつもブログで伝えている佐藤さんの
セリフと繋がってきます。

なぜか?

猟というものは、ただ鉄砲をぶっ放すことではなくて
動物を理解しようとするプロセスそのもの

と考えると妙に納得できます。
(なんか、仕事柄偉そうになってきた・・スミマセン)

狩猟行為の最終形は「獲物を射獲すること」
ことで間違いないのでしょうが、
その過程をもっと大事にすれば、猟が更に面白くなるし、
獲物も確実に捕れると言うことなのでしょうか。

山岳戦ではSabot銃でも十分に狩猟が可能、ようするに
自分次第なんですね。

なんか、偉そうなことをぐだぐだと書き連ねましたが、
冬山約20年やってきてから猟をはじめた自分としては、
そんな第一印象な佐藤さんとの狩猟でした。

あ、話がなかなか進まない、次回は解体編です。

2009年10月29日木曜日

Savege M210F HuntingNet Completeで初エゾシカ(1)



前回のゲット写真の通り、超お気に入りな
Savege M210F HuntingNet Completeを装備して
エゾシカ狩りに行きました。
一緒に行ってくれた師匠は、
ハンティングネットの社長、佐藤さん。

佐藤さんは、私と年も近いせいもあってか?
社長さんというよりは、悪い友達という感じです(爆)
(本当に悪いんじゃないのは分かりますよね?)

店で猟のこととか話していたら、やたら詳しいので
「連れて行ってくれー」と連呼していたら、
なぜか本当に連れて行ってくれました。
(でも、実際はあまりお客さんとは行かないそう、
ガイド的なことは絶対にやらないそうです)
情熱が通じたんだろうか?
いやただしつこかっただけ? 
いや、売ったカスタム銃のオトシマエ??

私は仕事柄上、数名のやばいオジサン達とつきあいがありますが、
(ex 北極と南極、キリマンジャロなど世界中の永久凍土研究をしているふりをして実は冒険しているだけの教授さま、誰も飛ばないような環境で飛んでしまう命知らず気球パイロットなんだけれどしっかりと実業家でもあるお方etc・・・)
佐藤さんもこの部類の臭いが漂います。

それは佐藤さんのセリフに現れていたりして、
(私は一応物書きなので観察眼には、自身があります)

「食品としての鹿肉販売は性に合わないから止めた」
→じゃ、おれが!!でも頑固だなぁ。

「うちの店で売っているのは、自分で使って使える商品を売っている」
→確かによくわかんないものが壁に吊してある

「店内では、ネットに掲載していない商品がダンボールに放り込んである」
→ああ、あの箱って・・おつとめ半額品じゃなかったんですね??

「買い替えしなくてもイイ商品を最初から売るから商売下手で儲からない」
→たしかに、いきなりサベージコンプリート勧められてビビリました(嫁さんに)某店みたいにM870勧めないのは、いいかも。

要するに、職人肌なんだけれど常識人。
好きなことを人生の軸に選んでいるから商売人には徹しきれない、
善良な部類に入る遊び人。(ん?よくわかんなくなってきたけど共感できるんです)

とにかく私はエゾシカ猟に関して完全に吸収の段階なので、
ひたすら現場で勉強する必要があると思っていますから、
経験豊富なワルイ方と鹿狩りに行けるのは、アリガタイことなのです。

朝4時、石狩の店に集合後、猟場へ移動。
佐藤さんの、これまた素人には理解できない
(→あとで理解できるようになる)
異常な数のウインチとクレーン?が装備されている
ピックアップで現場へ移動すること約数時間。
ビギナーにとって、この現場までの移動時間は
いろいろと勉強になる狩猟話が聞けるので重要です、
だから失礼覚悟で根掘り葉掘り聞いたりします。

現場到着後、日の出時刻を待って林道IN。

枯れ葉で覆われた、ぬかるむ道を結構なスピードで
走る佐藤さん。

「ある程度スピードがないと獲物がとけ込んで見えますから」

なるほど、ゆっくりのスピードでは、
景色とシカの変化に気付きにくい、らしい。

「シカの全体を見るんじゃなくて、パーツ・・そう、
なんか他の地形と明らかに違う場所を見つけるのが大事ですよ」

まずは、撃つことではなくて
シカを見つけることの重要性を説く佐藤さん。
戦闘機パイロット訓練の教官と同じことをいうなぁ・・と
分野は違えど、やっていることは同じなんですね。

天気は、朝日の逆光がまぶしすぎる晴れ模様。
こういう逆光のときは、暗順応が遅れるので特に
黒っぽいオスの発見が遅れる、ということも教えてもらう、
いわゆるカメラの黒つぶれ状態のことだ、なるほど理論的。
写真を撮る自分としても納得。

その他、地形的に熊シカのいる場所、とけ込みやすい地形、
熊の食い物などなど、一緒に現場でクルマに乗っているだけで
学ぶことはたくさんある!
やはり現場に出なきゃダメなんだな、
とあたりまえのことを再認識。

感心しながら頭の中のメモ帳に学んだことを
書き込んでいると・・・前方の山斜面にメスシカ2頭を発見!
(といっても発見したのは、佐藤さん)

二人ともクルマを降りて、森に入り弾薬装填、
間髪入れず、別に申し合わせたわけでもないのに
別々のシカに対して発砲。

結果、

私、ハズレ。佐藤さんはさすが命中。
距離は、70mぐらい?うーん、悔しい。

血抜きのためにすぐに斜面に登り、獲物を回収。
クレーン?搭載の佐藤さんクルマでさっそく解体実習。

クレーンでの解体は初めて・・・

これまた早い、すごい・・

解体編は次回へつづきます。

写真:クレーンでシカをつるし上げる社長

2009年10月28日水曜日

今シーズンの初物!



本日早朝、今シーズンの初物を恵んでいただきました。
大自然といままでいろいろと教えてくれた方々に感謝です。

現在、美酒に酔いながら・・・もっと勉強と実戦を!
という決意です。

また詳しい報告は翌日に。

Hunting mmm,,,  It's kind of my life.

2009年10月27日火曜日

'09シーズン二日目

二日目、25日も猟友会の別の先輩が

「ねえエゾシカ猟に行こうよ、自分だけ獲ったからって安心してたらダメだよ」

という脅し?で昨日と同じ場所へエゾシカ猟に
ついて行くことになりました。

それにしても二日目は、またまたエゾシカが微妙に薄い。
それ以上に、ハンターの数も薄い。

ハンターさん達も昨日のエゾシカの薄さに気がついて
場所を変えたか・・という雰囲気です。

一度、林道を流していたら
前方にメスシカ発見。

クルマから降りると、林道右手の土手を一気に駆け上がられてしまい
しかも藪が濃いので、まったく姿が見えません。

「あーあ、行っちゃったよ」

とあきらめムードのところを、ガサガサっと
なにかが動くではありませんか。

おお、、バンビだ!

バンビは、やはり緊急事態になると
動けなくなるらしい、これは昨日の教訓と同じです。
しかし、藪が濃くって、撃てず
結局藪の中を逃げられました。

発見しても、猛ダッシュで逃げる親シカ。
これを仕留めるには、よほど射撃の腕がよいか、
もしくは制止しているシカを発見できる
3.0以上の視力がなければ
なかなか仕留めることは難しい感じがします。

流し猟とて
こりゃ、奥が深いです。

来週は流し猟ではない、
日高の山岳戦術戦闘に参加かな?
(怒鳴られるけれど)

2009年10月26日月曜日

シーズン初猟

2009年度シーズンのエゾシカ猟が10/24から始まりました。

我が猟友会の先輩二人と、内陸部の猟場へ
前夜車中泊でいってまいりました。

来るわ来るわ・・・・
オレンジ色の戦闘服をまとった人が操縦している
超ヘビー級のランクル70!エゾシカじゃなくて(爆)
ウインチ、ビッグタイヤ、何に使うのかよく分からないサーチライト多数、
かなり走ってそうなわりには、異常に綺麗な車体(手入れが良いんだろう)、
尋常ではないクルマです。

乗っているハンターたちも、軍人のような眼光で、
「邪魔するんじゃねぇ・・」みたいな雰囲気、
まずは、エゾシカよりも狩猟人間観察がおもしろかった。

我々が入った場所は、北海道の内陸部、微妙な林道が続く
本州のような小山地形の場所なのですが、
意外なことにシーズンはじめであるにもかかわらず、
シカは、あまり出現しません。
すれ違った他のハンターさん達も、

「シカ、薄いねぇ・・・有害駆除入ってるんだべか?」

と疑心暗鬼で困った様子。
(この原因については、あとで記述)

そして1日目の戦果は、私の先輩がバンビちゃんを一頭ゲット。
当初、林道を走行していたら、でかいオスを発見、
すぐに車から降りて沢を追跡歩猟していると、
オスはすぐさま峰を登っていなくなってしまったのだが、
そのあとすぐ目の前の右岸斜面に親子の二頭を発見。

私が、先頭突っ走ってメス親を追いかけ、
(この瞬間がアドレナリン最高潮!)
ゼーゼーしながら沢を横切るメスに対して
Sabot弾を発射するが、命中せず。

先輩は、私の20m横で親を見失い迷っているバンビちゃんに
後方から冷静沈着30-06ライフル弾を打ち込み、あっさりゲット。

あれ?真横にバンビちゃんいたんだ・・・

私は、でかいメス親にロックオンしたままで
近くにいたバンビちゃんに気がつかなかったのです。
メス親にしてみれば、敵を引きつけたのですから
作戦成功とおもいきや・・
先輩は、まあ戦況をよく見ています。

「あんたの近くで止まっていた子鹿、撃っておいたよ」

なんと謙虚なセリフ。

戦場だったらこの近くのバンビに豆鉄砲で
やられていただろうなぁ・・・情けないと思いつつ、
その後解体にいそしむのでした。


シカが薄い原因は、ハンティングネット社長さんのブログを読んで
かなり納得しました。

「シカさんが、発情期に入ったから」

シカさんは、発情期にはいると
山深くにこもって死ぬほどPLAYされるそうです。
今年は例年より一週間ほど早かった模様、あらら。

社長さんと電話では、

俺「今後は、使用後のやせ細った草食系男シカだけになるんですか?」

社長「そうだねー使用前が一番脂乗ってて、良いんだけれどね」


確かにアラスカのカリブーは、解禁がrut(発情期)前なので
使用前の凛々しいオスが大変脂がのって美味しかった。

日本ももう少しシーズンインが早ければね。

今年の早期発情INについては、何が原因か知りませんが、
そういう時期的な研究を含めて
勉強することがたくさんあります。

雪が降る前にもっと山に入って
生態を知り、山を知って
スキー猟へ繋ごうと思っております。

2009年10月23日金曜日

明日から北海道エゾシカ猟の解禁です

あすからとうとう
エゾシカ猟が解禁になります。

明日は猟友会の先輩と一緒に、
明け方を待ってさっそく出猟予定。

まだ親指の爪がない状態で、歩くのも
ちと厳しいですが・・
気合いで今季初エゾシカを狙っていきます。

結果報告まで、それでは!