2010年11月1日月曜日

2010年、エゾ鹿・初猟

やっと行ってきました。

今シーズンのエゾ鹿猟。
今年は一週間ずらして、道東の弟子屈です。

結果は、小型のオスを一頭。



ヌタ場でかなりボケーッとしていたやつです、
へたっぴの私に獲られるぐらいですから、
このオンタ、かなりお疲れの様子だったのでしょう。

若干黒々しい個体ですが、
きっとiPhone4のカラーバランスが悪いせいです(笑)


内臓摘出後は、友人T車のバケットにほおり込み、
別の友人の所有する湧き水&エゾ鹿クーラーに
丸ごと、浸かって頂きました。

道東では、湧き水クーラー(通称シカ風呂)を持っている友人がいると、
肉の冷却ができるので、とても嬉しいです。

上記のオス君も、適切な血抜きと冷却で
きっと、たぶん大丈夫な感じです。

今回は、狩猟だけでなく、


ユンボで穴掘ったり、チェーンソーで
友人の別荘までの道作ってきたり、


あと、地元のスパルタン・ハンターさんたちとの交流もあり、
ネシカとか、サージャンとか・・・・よく分からない言葉の
凄い武器が沢山出てくるヤバイ車に乗っているお方と知り合いになったり、

あんまり書かない方が良いのかなぁ。


フィールド(特にシカ風呂!)に恵まれている道東は、
シカがあまりいないニセコに住んでいる私にとって、
ちょっと羨ましい限り、
また日高などとは違った狩猟文化で勉強になりました。


ちなみに、使った銃は、
ハンティングネットさんのサベージ210F・コンプリート
道東のハンターさんたちもマクミラン銃床に一目置いて下さって、
なんだか嬉しい気分・・・って腕は伴っていないので、
ちょっと恥ずかしいんですけどね。

2010年9月19日日曜日

明日、出演番組「地球の目撃者」の放送です




明日のテレビ朝日系列(関東圏のみ)
9/20(月・祝)、朝10:30より

地球の目撃者(主演:前川貴行さん)
http://www.tv-asahi.co.jp/mokugekisha/

が放送されます。


そこに、空からの案内役として少し登場しますので、
関東圏の方は、ぜひご覧下さい。

カリブーを追う動物写真家、前川さんの姿を追ったドキュメンタリーです。

前川さんは、真摯に動物と向き合う素晴らしい方で、
旅の記憶が、いろいろと思い出されます。

2010年9月6日月曜日

9/5 漁岳

9/5(日)

支笏湖周辺の山、
沢と冬でしか山頂を踏めない漁岳へ。

最初、好天→登るにつれ霧雨&風。
しかし遡行中、自然の恵みが。


なめこ


オショロコマ
(友人のMasaさん&Sanaちゃん@釣→ほとんどリリース)


F1の滝壺で、釣り実施の二人。

沢の醍醐味は、狩猟採集にあり。

獲って喰って、それから自然の喜びと本当の大事さを
学ぶというものです。

沢自体は、人が入っているので
テープも至る所に張っており(どうかなーと思いますが)
迷いにくかったりします。


たまにちょっとした滝もあり、
若干、アドレナリン放出OK。

読図技術の再確認をしたい私には、
ちょっと面白くない感じでしたが、
それでも、
沢水がなくなった場所では、コンパス片手に
うっそうとしたヤブに覆われた源頭部歩きを楽しみ、
それを越えたあとには、
雲に覆われた山頂へたどり着いた瞬間の
喜びがありました。

頂上での食事。

札幌で一番ウマイ、ベーグル。
(Sana持参、行列覚悟で人気店に買いにいったそうで)

世界で一番ウマイとMasa氏に絶賛されるベルギービール。
(Masaさん持参、すごいなー、ありがとう)

日本で一番病みつきになる味、チキンラーメン。
(普通に生協で、購入)

11時間行動の、お疲れツアーでしたが
それだけにイベント沢山、
素敵な1日となりました。

Masaさん、Sanaちゃん、また行きましょう。

あ、小金井温泉も綺麗でよかったなー。
結構ソバがうまかった!

2010年9月2日木曜日

白神山地・源流行(2)

狩猟系・登山沢登りの白神山地・第二弾です



白神山地へは、弘前から西目屋村と言うところへ
車で向かい、そこから入渓してゆきます。

そこから、目指す場所へ歩き出すのですが、
白神山地には、これといって高い山はありません。

最高峰は向白神岳(1,243m)ぐらいで、
われわれ登山家の意味する
「白神山地に行く」は、
=「沢を歩き巡る」という意味になります。

山に登ると言うよりは、

広大なブナ林を水平に旅する

とうことですね。

白神の沢登りは、

川を上流へ遡ってゆき(遡行)、
その川の水が流れ出る最初の場所(源頭)までをたどり、
尾根を越えて、反対の沢へまた下り、
次の源頭部を目指す、

という歩き旅となります。

沢づたいの歩きは、もちろん道や標識などは皆無、
しかも水がなくなり、ヤブが濃くなる源頭部は、
自分の居場所が分かりにくくなる場所です。


尾根を越える前の源頭部での読図は、慎重になり
コンパスと国土地理院の1/25000地形図を
頻繁にチェックするようになります。


そして、その途中で出てくる、手強い滝やガレ場。
これを越えるためには、
ロッククライミングのようなスポーツ的登りはしませんが、
確実でケガをしない登攀能力と確保手段、
そしてスピードが求められ、
パーティー全員のクライミングにおける総合能力が問われます。

全身を使いながら行動し、
常に自分の居場所を確認しつつ、
パーティーのことを考えながら
目指す場所へ突き進む。


基本的に道が整備されている夏山とは全く違う
世界を味わえるのが沢の醍醐味です。
写真のように、時には泳がねば先へ進めない時もあります。

さらに沢は、キノコ、岩魚、ヘビ(たまに食べるウマイ!)があって
それを現地の焚き火で調理して食べるという快楽的
自給自足行為が現場で出来るので、やめられません。
(白神では、これら行為は禁止されていますが)

最近は、沢+狩猟をミックスしてみようかと
考えているところです。

2010年9月1日水曜日

白神山地・源流行(1)

狩猟系・登山の沢登り

今度は、お隣・青森の世界遺産(反対!)の白神山地です。













アラスカから帰ってきて約一ヶ月。
やっと念願の白神へ入渓、遡行してきました。

思えば、最後の白神は2004か2005年。
その後は、アラスカで夏を過ごすことが多く
沢からはしばらく離れていました。

そして今年は、アラスカを飛んで5年目。
飛行機で飛んでいても、やけに広大な、
空から見るアラスカの風景は
まだまだ魅力的であるのだけれども、
いささかマクロ的な視点が多かったのか、

今年は日本のしかも東北の、
繊細で緻密な森と沢を遡行してみたい

という欲求がふっと沸いて出てきたのです。


沢を辿る2泊3日の行程は、なかなかハードで
懸垂下降、高巻きの連続、しかも
1日の行動時間は10時間越えの厳しい遡行でしたが、

壮大なブナ林とそこを流れる水の流れを見ていると
我が国の渓谷美が、世界一美しいということを
確認するにふさわしいものでした。

白神を味わい尽くすなら、まさしく
核心部の沢を遡行することがベストでしょう。
すべての人が出来ることではありませんが、
それだけに自然の深淵を行為で感じることが出来ます。
(注:白神山地核心部への入山は青森県側のみ可能で、しかも申請が必要です)




残念なことに世界遺産というものに登録され、
現在は入山申請をしなければ
白神には入れなくなってしまいました。
更にとても残念なのは、
岩魚を釣ってはいけない、
遡行者が夜に必要な、わずかな暖である
焚き火も禁止なのです。

世界遺産なんて言葉が出てくる前から、
この森は、マタギだったり遡行者という
ごく少数の人間しか立ち入ることのない
静かな聖地であったのに、

なぜ世間の注目をわざわざ集めて、
そして商業施設やツアーを増やしてしまう
世界遺産などに登録するのか、
ちょっと悲しい感じがします。

2010年8月31日火曜日

狩猟系・登山=沢登り(1)

いつのまにか、日本から戻り一ヶ月が経ちました。

いまはアラスカの作品などを整理しつつ、
日本の山へ潜入しています。

以下は、狩猟ではありませんが、狩猟系・山登りとも言うべき???沢登りのお話しです。
場所は、北海道・社台滝。






先週の週末、北海道の、とある苔むした沢に
一泊で登ってきました。

あまり知られていない遊びである「沢登り」ですが、

その昔は歩いて沢をつたって尾根までいき、
反対側の村へ行くという
峠を越える手段として、
日本では日常的に行われていたものでした。

ですから、沢登りは
日本人の日常の延長としてある
我が国独特の遊び、と私は考えています。

とまあ、旅的の要素が強い遊びなのですが、
固いことは抜きにして、

山道もなにもない川を歩き、
自然そのまんまの森の中でツエルト張って
焚き火を囲んで、魚焼いて、
星を眺めながら、酒呑んで酔っぱらうのが、
メインイベントな?極めて文化的な遊びです。


だいたい釣り人もたどり着けない場所に行くので
渓流魚は、沢山いることが多いです。
私は、#3の源流向き?フライを愛好していますが(ほとんどテンカラじゃないかという話もあります)が、実はエサ釣りも好きです。

数年間、夏はアラスカ滞在で
日本の沢登りとは遠ざかっていたので、
友人達とサカナ釣って焚き火で焼きながら
酒呑んで、うまいものを喰うだけで、なんかこう
日本人である幸せを感じることが出来たのでした。

さらに来週末は、白神山地のブナ林を
大学時代の気の置けない仲間達と一緒に
2泊3日の沢旅するつもりです。

うわ、楽しみ!


「沢と雪」

この二つのフィールド(故郷)があれば、
日本の野遊び自由は保たれるのではないかと
個人的には思っております。

2010年7月6日火曜日

カリブーの集団心理

アラスカ西部、ベーリング海、St.Michaelにて


カリブーを追って、アラスカ中、色々な場所に飛んでいるわけですが、
上空から、彼らの行動をハンター視線と合わせて
つぶさに観察していると、とてもおもしろいです。

群れは、先頭の一匹もしくは数匹が動くことで、
みなそれに盲目的についてゆきます。

たまに、群れと反対に歩こうとする個体も現れますが、
その謀反者の行動は、まるで目に見えない力によって矯正されるように、
再度、隊列の中に加わっていきます。


盲目的についてゆくカリブーの隊列にあっては、
誰かの踏みあとにフォローするだけで、
決して自分で道を造らないやつや、
ちょっと早めに走りつつ、少し休んでエサも食べるやつ、
必至に走るふりをして、実はきょろきょろと辺りを見回し、
なにかを企んでいそうなやつ。

集団心理が働く中で、いわゆる人間社会の縮図が、
カリブーの群れを俯瞰することで、見えてきます。

もちろん、イイやつもいるようです。


この集団を上空から見ていると、
神の視点を手に入れたような気がしますが、
いかんせん彼らの行動に手の出しようがなく
ただ自分勝手なことを述べて写真を撮るだけなので、
今の私は、神というよりは、ただの傍観者か
どうしようもない批評家というほうが正しい。

私がパイロットを演じている限り、
動物たちとは、同じ視点に立てないんです。


私が、他のどんなアウトドアーズマン(なんかイヤな言い方ですね)よりも
ハンターを尊敬するのは、

動物と同じ世界に入ることのできる唯一の存在

だから。


写真家に甘んじないで、狩猟したくなってきました・・・


話は変わりますが、

墜落時の護身用に、友人から44マグナム拳銃を譲ってもらいました。


この前、霧でベース基地に戻れなかったとき、
河原にブッシュ着陸して、テントを張ったのですが、
そのときに持って行ったM870が長すぎて、
テントの中で使う護身用としてはいざというとき振り回せない
ということが分かったのです。(当たり前なんだけれど)

で、拳銃が必要かと。

威力は減りますが、あの携帯性は捨て難い。


とりとめないですが、また報告します。

2010年7月5日月曜日

カリブーを追って3千里(以上)

カリブーの大群を追って2ヶ月が経過しました。

昨日、8000頭はいるであろう大群と遭遇。


現在、私のいる北緯70度地点では
多数のカリブーがどこかで群れていると思われます。

狩猟シーズンに入りつつ、
こういう群れを見ると撃つというか、、、

ただ圧倒されるばかりな感じです。


またリアルタイムで報告します。

2010年6月11日金曜日

アラスカで狩猟をするには?(前編)

アラスカの狩猟状況について日本の方が知りたいであろう、
ちょっとそこ、どうなっているの?みたいな簡単なところをお伝えします。



まず最初にアラスカでは、


銃所持許可書

狩猟免許


は必要ありません。


ライフルなど米国民であれば、個人の責任の下、自由に買うことが出来ます。
(しかし審査が必要な場合あり)
狩猟免許は存在せず、
ライセンスとタグ(後述)を買うことで狩猟可能になります。


日本人である我々がアラスカに行き、狩猟をする場合、
銃に関しては基本的に日本から申請して自分の銃を持ってくるか、
現地の人のものを借りるという手順になるでしょう。

狩猟ライセンスとタグは、日本人でも
地元のスーパーなどで簡単に購入することが出来ます。
しかし特定の動物を狩猟する場合、
必ずガイドの付き添いで行わなければいけません。(後述)



以下、アラスカ狩猟に関して思い当たることを並べました。


1.アラスカのハンティングは、エリアが20箇所以上に分かれ、それぞれの地域で
狩猟可能な鳥獣と頭数が事細かに決められている。(冊子がある)


2.その頭数などを決めているのは、ALASKA Department of Fish&Gameと呼ばれる公的機関。日本で言えば、環境省か都道府県庁?


3.ALASKA Fish&Gameは、かなりの数の飛行機や調査員を飛ばして、動物の数や生態を調査している。その結果、翌年の狩猟可能数を割り出す模様。


4.アラスカでのハンティングは非常に人気であり、日常の一部として成り立っている。ムースやカリブーハンティングの時期が近づくと、町の人たちが「そわそわ」しだす。


5.ムースややカリブーのツノをトラックに積んで、街を走ると英雄になった気分。それだけ、ハンティングに対する理解がある。(日本では・・・)


6.アラスカでの狩猟者区分けは、以下の通り。

レジデント(アラスカ州の居住者):ハンティング料金は25ドル
ノンレジデント(その他の米国居住者):85ドル
ノンレジデント・エイリアン(居住者ではない外国人):300ドル
(その他の区分けもあるが省略)

7.さらに狩猟するGAME(狩猟動物)によって「タグ」という許可書の購入が必要。
タグが必要なGAMEの種類による値段は以下の通り。



なお、レジデント以外では、特定のGAME(狩猟動物)に対して、
アラスカ州が公認するマスターガイドの付き添いが必要。

ちなみにガイドが必要なGAMEは、

ノンレジデント(アラスカ州以外の米国居住者):ブラウン・グリズリーベア マウンテンゴート ドールシープ
エイリアン(居住者ではない外国人):上記の表のすべて(悲しい・・)


8.GAMEにもよるが、道路がほとんどないアラスカでは、
シープ系、ベア系、カリブー系は、基本的に飛行機で
ハンティングするのが最も確実で最もポピュラーな方法。
しかし非常に高価でもある。


まとめると、日本人がアラスカでビッグゲームを狩猟する場合、非常に高額なハンティングガイドを雇わなければいけないと言うことです。

以下、御参考までに
HUNTING IN ALASKA という本に掲載されている必要経費の例を添付しておきます。



結構、いい値段ですねぇ・・・




つづく

2010年5月25日火曜日

アラスカ北緯70度だより(狩猟天国?)

一般ピープル用の記事ばかりで
なかなかこちら側に来られず、
(あちらで書けないことは、こちら側に来ます(笑))
本当に・・ご無沙汰しています。




現在、北緯70度、アラスカのノーススロープという
私の飛行機で30分もすれば北極海が見られるような場所にいます。

飛行機でしか来られない場所&いまはハンティングシーズンではないので
管理人以外は、人はいません。
(管理人さんは私を見て、去年の12月ぶりに人間を見たと喜んでいました)



この場所は、1970年代の石油掘削基地の名残で、
現在は、ハンティングや各種自然学術調査に訪れる人たちをケアする
キャンプ施設として成り立っています。
なんか南極越冬基地のようですが、もしかしたら
それより辺鄙な場所かもしれません。

上の写真のように5/22日に到着した時は、
ハードパックな雪で着陸もなかなか大変でしたが、
現在では、徐々に雪が融けだして春という感じです。

現在の気温は、ちょうど0度。
北海道の3月下旬を想像して頂ければいいかと思います。


ここに来たのは、ちょっとしたお仕事でなのですが
そんなことはどうでも良く(狩猟!!狩猟!!)
若輩ハンターの視点でどん欲に
いろいろとレポートしてゆきたいと思います。


まずは周囲の動物の濃さに驚きます。(これは空撮カリブー)
ここは、極北ツンドラ地帯で何もない貧弱な土地だと思ってしまいますが、
それは大間違いで、ありとあらゆる生命が咲き乱れている
そんな感じがします。

そこら辺を散歩すると・・・

雷鳥
(Willow Ptarmigan, カラフトライチョウ)
→たぶん・・そのうち調べます要参照


ガン


北極ジリスのマージ君
(これは撃ちません)


その他、オオカミ、グリズリーも多数
(らしい・・がこれは撮影が容易ではありません)


管理人のスーザンさんと私の二人っきりのこのキャンプで
動物に関する様々なお話しを聞いていますので
それを今後、紹介してゆきたいと思います。
(凄い話ばかり!!!)

2010年4月28日水曜日

熊は、右利き?左利き?

いつの間にか、アラスカに到着しました。


本当に慌ただしくUPがままならぬところが、
いろいろと手を付けている人間の悲しさ・・・

更新が鈍くてすみません。



さて、

熊は、右利きか?左利きか?


昨年の熊撃ちの話を聞いていたら、


熊の右手はウマイ。



という話を聞いた覚えがあります。
なぜか?と聞くと、


熊は右利きだから。



と言う答えが帰ってきました。



そして、いまアラスカにいますが、
滞在先の友人宅に「熊の左手」が冷凍保存されているらしく、

なぜ?

と聞いてみました。


すると、


熊は左利きだから。




うーん、熊はどっち利きなんでしょう?


佐藤さん教えて下さい。

from アラスカ

2010年4月7日水曜日

最近の・・・

最近、忙しすぎてこのブログ更新もままならぬ・・
と思っていると、

社長が、いつのまにか登場しているではありませんか!




「狩猟は、アウトドアの総合格闘技」
http://www.northstyle.jp/features/detail.asp?id=27


ご無沙汰していてすみませ〜ん。


私のアラスカ行きも近くなってきて
あたふた状態、、、今月中には遊びに行きますね!

2010年3月8日月曜日

ブッシュパイロットの仕留めたエゾシカの味





このたび

Nifty デイリーポータルにて


ブッシュパイロットの仕留めたエゾシカの味
http://portal.nifty.com/2010/03/01/c/


として紹介していただきました。

正確には、

ハンティングネット社長と弟子が仕留めた〜
となるのです。
(ハンティングネット社長、佐藤さんありがとうございました)








さて、現在の私は、今年の計画や写真など・・・・
まだ言えないですが、
アラスカ関係の準備で
山に行けない毎日をおくっています。


しかし佐藤さんは、
なにやらいろいろと活動されているようで。
うらやましい・・・


本業はアラスカやっておけ。
と言うことなのでしょうか

それだけ北海道って魅力的。(爆


では、また追っていろいろと
ご報告します。

2010年2月18日木曜日

「エゾ鹿ディナーを食べながらアラスカ報告会を聞く会」


ご報告が遅れました。

実は、2月12日(金)に
東京目白で
「エゾ鹿ディナーを食べながらアラスカ報告会を聞く会」

というものをやってきました。


会の趣旨は、

エゾ鹿を命を頂きながら、
アラスカの自然を感じていただく

というかなり強引なもの?
いやいや、つながりはある・・・かな。


アラスカ

自給自足

狩猟

エゾ鹿

ジビエ料理


要するに
旨いジビエを食べてもらおうという
今後のためのテストケースでもあるわけです。




この報告会ですが、
40人という数多くの参加者の皆様のおかげで
盛大においしく(笑)大成功でした!
写真を見ながら、ご報告します。

これは目白駅前、会場外観
Soil Cafeは良い雰囲気のお店です)



お店に入ると、こんな感じです。



会が始まると、もう賑やか!
いろいろな方と
アラスカや北海道のお話しが出来ました。


あと
2009年のアラスカ飛行報告も
1時間ほど行いました。

みなさん全員、注目して聞いて下さり
話し手としては、本当に嬉しかったです。

本日のエゾ鹿はどこから獲ってきたのか?
そこら辺も、しっかりと解説させてもらいました。

そして、bettyさんの司会っぷりも
素晴らしかった、多謝!
そして



エゾシカ料理!!
私と師匠の佐藤さんが獲ったエゾシカを
シェフの栗田さんが調理してくれました

丸ごと1頭持ってきてくれた
佐藤さんには感謝!!



エゾ鹿肉のテリーヌ
(ソフト食感な味わい)


エゾ鹿レバーのグリル(中央)
エゾ鹿ハツのロースト(右)
エゾ鹿タンのコンフィ(左)
(ワイルド感と柔らかさが絶妙・・ビールが!!!)
みなさん臓物の旨さに驚いていました。


エゾ鹿ロースのロースト
(メープル赤ワインソース)
鹿ロースの美味しい舌触り、一晩寝ても忘れていない!
(bettyさん談)


エゾ鹿肉とキノコのボロネーゼ
(かなり減っている→私は食べられませんでした)


みなさん、競うように
エゾ鹿・ジビエ料理を食べておられました。


あの森で出会ったエゾ鹿が
北海道から津軽海峡を越えて
見たこともない上品な料理として
東京の皆様の胃袋に入ったかと思うと、
感無量な感じです。


命の輪廻を少しでも感じていただければと、思って
企画したディナー&報告会でしたが
参加者の皆様、感激しておられた様子です。



またどこかで
こういう企画をやってみたいですね。

最後に、

美味なるピンツノ鹿を1頭!
寄贈していただいた佐藤さん、
本当にありがとうございました。





2010年2月2日火曜日

ハンティングネット謹製「シカ笛」

ハンティングネット謹製「シカ笛」


最近、狩猟にいけなくて悶々としています。
週末は、シカではなく知る人ぞ知るオコタンペ湖で
ヒメマスの刺身と天ぷらを食べながら
酒を呑んで、満月を拝んできました。

月曜日に、ハンティングネットさんを訪ねて、
2月12日に行う予定のエゾシカパーティー
もといアラスカ報告会&ディナー用に出す
佐藤さん寄贈のエゾシカを視察してきました。

ナイスサイズのピンツノは
最高のプレゼントです、佐藤社長ありがとうです!
イタリアンシェフも、気合い入ってます。

そして今週末は、自分でも出猟予定。
ゾンメル履いて、えっこら行ってきます。

写真は、月曜日に買った

ハンティングネット謹製「シカ笛」

これで、シカの足を止めて
バンバン獲っている社長を見ている私としては、即買いです。

笛を吹くと、
まるでDIOのスタンドのように
一瞬時間をとめてパンチをウラァ!と打ち込む、
そんな爽快感でしょうか。


あと、お店にこっそり、道産オニグルミを使った
ゾンメルスキーのレプリカ、ありました。

無類のスキー好きな私は、そのまま
持って帰ろうとしましたが、お金を払わなければダメな様子。
ハンティングネットさん、たまにこういう
面白いモノがおいてあるんですよねぇ。




2010年1月21日木曜日

日刊スポーツNorthstyleに登場

私事ではありますが・・・ちょっと自己紹介を。




日刊スポーツが主催するNorthstyleに掲載されました。 
まだ私は未確認ですが、北海道版の日刊スポーツにも
掲載されているようですので、北海道の方は確認してみて下さい。
 また、このNorthstyleには、
  私のページもあり、ブログや動画、写真を掲載しています。
比較的北海道に特化した内容にしますので、
 ぜひちょくちょく訪ねてみて下さい。
ちなみに狩猟のことは、載っていません(爆)


うまく行かない人は、こちらからも記事を見られます

しかし、TOPページの面々はすごいですねぇ。
須藤元気さんって網走に移住されたんですね。
あの格闘スタイルは格好良かった!




2010年1月20日水曜日

アマチュア4級無線免許ー取得体験記

先週、アマチュア無線4級の試験を受けてきました。

私の通う猟場では、ハードな集団猟が行われており、
そのメンバーとして動くには、無線が必需品!
佐藤さんにも

「あのぅ・・普通に取得しちゃって下さい(あきれ顔)」

やはりハンターのたしなみというか、
もっと早く取るべきものとしてありました。

ということで、ネットで予約して
郵便局から5000円ほどを振り込んで
試験準備完了。
(ちなみにネット予約は、便利ですが
その月の1〜20日しか受け付けていないので注意です)


そして試験の三日前に問題集を見てみました・・

うっ!

けっこうむずかしいやん。
(いちおうパイロットとして
自衛隊の無線資格は持っていたのだが・・・)


まともに理解しようとすると
いちおう大学理系の私でも????
な感じです。


ひとまず、友人からもらった問題参考書で
理解を深めつつ、

以下のサイト、

http://homepage3.nifty.com/srz/hamtest/



で、合格のために集中すること1日!

特に上記のサイトは秀逸で、
問題の意味を覚えることなく
試験に合格できるような気がします。
(かなりチョンボな気も・・・しかしオススメです
サイトの管理者には大感謝!)

iPhoneでひたすらお勉強しました。
(ちなみにiPhoneアプリで試験対策ソフト作ったらかなり売れるような・・社長、作りましょうよ)

それでも無線機材や波長など
もろもろのことは、丸暗記ではなく
原理なども興味で調べたりと

けっこう楽しいお勉強でした。


そして、いざ!試験!!
会場は札幌時計台の近くのビル。

しかし、当日は札幌が大雪で
愛車のジムニーでも走るのが困難!

どうやら、除雪が追いつかないようで
中央分離帯や路肩にはみ出すクルマが続出・・・

しかも、大渋滞が発生。


こりゃいかん、試験開始に間に合わない・・
5分前行動の自衛官だった私は、途中の地下鉄駅の近くにある
これまた大雪で除雪されずゲートが開いたままスタックしている
自動精算のコイン駐車場にジムニーを突っ込み、
地下鉄駅まで猛ダッシュ!

おかげでなんとか、10分前に会場へ。
受験者は、20名ぐらい。
遅れた人も1人いましたが、試験受けていました。
(ちなみに女性は3名いました)

試験は、ほぼサイトと同じ内容のものが出題。
少しだけ、引っかけがありましたが
それも2問ぐらい。
試験終了後、会場を後にすると
さっきの雪がウソのような晴れ間で、オイオイ。


しかし、無線免許については、
アメリカなどで試験などなく、すぐに無線使えるので
日本のお役所制度にむかついていたものですが、
こうやって勉強してみると、
なんとおうか、勉強させてくれてありがとう的な
喜びがわいてきました。
やはり、人間は強制されないと
喜びも苦痛も味わえないのでしょう(笑・・俺だけか?)
まだ(使っているのに)持っていない方、久しぶりに頭を使ってぜひ取得しましょう。


あとは、10日後の通知を待つのみ。

受かっているかなぁ。

受かったら、晴れて無線機のこと書ける!(爆)

2010年1月14日木曜日

道東気まぐれ狩猟行(番外後編)

「俺の20mぐらい後ろを歩け、何かあったら頼むぞ」

「あ、はい!」


突然の展開だ。


とここまでは、
参考にしてください。





20mぐらいうしろ・・

ということは、二人の距離を離すことで
互いに支援できる隊形を取ると言うことか。

師匠は、シカの血が所々したたる
クマの足跡を丁寧に一歩一歩トレースしている。
俺は、その後ろ20mと思うところ、
支援できる場所を自分なりに考えながらついてゆく。


緊迫した追跡の中で、
戦闘機時代のことを思い出す。
いつ敵が来ても戦闘出来るような態勢・・・
それは、
相互にある程度の幅を持つ隊形だ。

お互いに、
つかず離れずの距離を持っていれば
一撃で編隊そのものがやられることはない。

そしてもし、どちらかが交戰となっても、
もう一人は有効なサポートが出来る隊形。
それが戦闘隊形だ。

いま師匠は、クマの襲撃に対して
その戦闘機時代と
同じ隊形を俺に指示している。


笹藪と松の木が交互で並ぶ尾根を30mほど進むと、
前方に巨大な岩が出てきた。
今歩いているやせ尾根に、
ふさわしくない大きさと威厳を持った
巨大な岩が、クマの存在を予感させる。


この向こうに、クマが隠れているのか?

岩を大きく回り込むように
いったん少しだけ尾根を降りた師匠は、
岩の裏側を見渡せる場所まで進み、
そこから岩の裏まで木を盾にして登っていった。


「やべぇ・・・怖い」

俺は意味もなく、何度も後ろを振り返りながら
無音の森の中で
なんとなく木霊するクマの恐怖と勝手に戦っていた。


いままで、こんな恐怖を味わったことがない。
数多くの危険なシチュエーションを経験してきたけれども
この、何となく不気味で襲われる・・・という感覚は知らない。

銃を持っているにもかかわらず
自分は決定的に弱者になっていた。
もう「クマを獲りたい」なんて言うのはやめにしよう
と誓えそうな怖さだ。


師匠が、尾根の向こう沢に少し降りて、なにか喋っている。

「どうやら、ここまでだな」

クマは、血のりのついているであろうシカの残骸を
奥深い沢の下まで引っ張って行ってるようだった。
なぜ、ここまでなのか聞くと、

「これ以上いくと、クマがおれらの上になる可能性があるからな・・
あいつらは頭がいい、もしかしたら沢に行っていると見せかけて
どこか、上にいるかも知んねぇ」

「それにクマなんか、めったに獲れるモンでもねぇ・・
本当のクマ猟師は、はっきりとした足跡見たら
いったん引き返すモンだ、それは叩かれるかも知んねぇからだ」


その後、引き返すときに
怖かったことを師匠に話すと、

「なぁに、何事も経験だべ、そのうち少しはマシになるさ」

と少し、フォローしてくれた。

しかし、、、、
まだまだ経験が足りない。

本当に猟のこと、シカのこと、クマのことを知りたいと思ったら
そこに住まなければダメだ、、と思うようになった。

生半可な気持ちでは、狩猟なんかできない。
ましてやクマを獲るなんて。


以上、ちょっとハードな感じで書いてみましたが
(すこしお酒も飲んでます(笑))

自分の意識がかなり変わった経験でした。
さて、引っ越そうかな・・







2010年1月7日木曜日

道東、気まぐれ狩猟旅(番外前編)

お世話になった友人と別れ
道東を後にしました。

弟子屈の外れには、こんな碑が。



獣魂碑

この地を訪れた狩猟家のために
平成四年十月吉日建立する


なんと。
確かに弟子屈は
道東の狩猟基地のような
雰囲気でした。


そして一路西へ。


雄阿寒岳を見ながら。

日高を目指します。

日高は、私の住むニセコと弟子屈の
中間地点にもあたり、
私の師匠が住んでいます。

(こいつは師匠の飼うネコ、雀を狙っているようす)

昼頃、日高に到着し師匠と合流。
まだ雪の積もりが悪い林道に入る。


すっすると・・
師匠がいきなり興奮気味!

なっなんだ!?












「おい!追いかけるぞ!」

「はっ、、はい・・・」

普段は、長靴の紐など気にしない師匠が
そう言いながら
紐を締め直して
クマ追跡の準備をしていた。


追いかける場所は、林道を外れた尾根。
遠くには険悪で巨大な岩がそびえる。


「俺の20mぐらい後ろを歩け、何かあったら頼むぞ」

「あ、はい!」


突然の展開だ。














2010年1月4日月曜日

「菊」ナイフ



年末に我が家に来た友人のナイフ
「菊」の彫り込みがクール

自分では研げないほど
一点の曇りもない加工には驚きました。
(値段にも!)


今週末は、スキー猟!
長靴テレマークターンを
がっちり決めてきたいと思います