2009年10月26日月曜日

シーズン初猟

2009年度シーズンのエゾシカ猟が10/24から始まりました。

我が猟友会の先輩二人と、内陸部の猟場へ
前夜車中泊でいってまいりました。

来るわ来るわ・・・・
オレンジ色の戦闘服をまとった人が操縦している
超ヘビー級のランクル70!エゾシカじゃなくて(爆)
ウインチ、ビッグタイヤ、何に使うのかよく分からないサーチライト多数、
かなり走ってそうなわりには、異常に綺麗な車体(手入れが良いんだろう)、
尋常ではないクルマです。

乗っているハンターたちも、軍人のような眼光で、
「邪魔するんじゃねぇ・・」みたいな雰囲気、
まずは、エゾシカよりも狩猟人間観察がおもしろかった。

我々が入った場所は、北海道の内陸部、微妙な林道が続く
本州のような小山地形の場所なのですが、
意外なことにシーズンはじめであるにもかかわらず、
シカは、あまり出現しません。
すれ違った他のハンターさん達も、

「シカ、薄いねぇ・・・有害駆除入ってるんだべか?」

と疑心暗鬼で困った様子。
(この原因については、あとで記述)

そして1日目の戦果は、私の先輩がバンビちゃんを一頭ゲット。
当初、林道を走行していたら、でかいオスを発見、
すぐに車から降りて沢を追跡歩猟していると、
オスはすぐさま峰を登っていなくなってしまったのだが、
そのあとすぐ目の前の右岸斜面に親子の二頭を発見。

私が、先頭突っ走ってメス親を追いかけ、
(この瞬間がアドレナリン最高潮!)
ゼーゼーしながら沢を横切るメスに対して
Sabot弾を発射するが、命中せず。

先輩は、私の20m横で親を見失い迷っているバンビちゃんに
後方から冷静沈着30-06ライフル弾を打ち込み、あっさりゲット。

あれ?真横にバンビちゃんいたんだ・・・

私は、でかいメス親にロックオンしたままで
近くにいたバンビちゃんに気がつかなかったのです。
メス親にしてみれば、敵を引きつけたのですから
作戦成功とおもいきや・・
先輩は、まあ戦況をよく見ています。

「あんたの近くで止まっていた子鹿、撃っておいたよ」

なんと謙虚なセリフ。

戦場だったらこの近くのバンビに豆鉄砲で
やられていただろうなぁ・・・情けないと思いつつ、
その後解体にいそしむのでした。


シカが薄い原因は、ハンティングネット社長さんのブログを読んで
かなり納得しました。

「シカさんが、発情期に入ったから」

シカさんは、発情期にはいると
山深くにこもって死ぬほどPLAYされるそうです。
今年は例年より一週間ほど早かった模様、あらら。

社長さんと電話では、

俺「今後は、使用後のやせ細った草食系男シカだけになるんですか?」

社長「そうだねー使用前が一番脂乗ってて、良いんだけれどね」


確かにアラスカのカリブーは、解禁がrut(発情期)前なので
使用前の凛々しいオスが大変脂がのって美味しかった。

日本ももう少しシーズンインが早ければね。

今年の早期発情INについては、何が原因か知りませんが、
そういう時期的な研究を含めて
勉強することがたくさんあります。

雪が降る前にもっと山に入って
生態を知り、山を知って
スキー猟へ繋ごうと思っております。

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