2009年10月29日木曜日

Savege M210F HuntingNet Completeで初エゾシカ(1)



前回のゲット写真の通り、超お気に入りな
Savege M210F HuntingNet Completeを装備して
エゾシカ狩りに行きました。
一緒に行ってくれた師匠は、
ハンティングネットの社長、佐藤さん。

佐藤さんは、私と年も近いせいもあってか?
社長さんというよりは、悪い友達という感じです(爆)
(本当に悪いんじゃないのは分かりますよね?)

店で猟のこととか話していたら、やたら詳しいので
「連れて行ってくれー」と連呼していたら、
なぜか本当に連れて行ってくれました。
(でも、実際はあまりお客さんとは行かないそう、
ガイド的なことは絶対にやらないそうです)
情熱が通じたんだろうか?
いやただしつこかっただけ? 
いや、売ったカスタム銃のオトシマエ??

私は仕事柄上、数名のやばいオジサン達とつきあいがありますが、
(ex 北極と南極、キリマンジャロなど世界中の永久凍土研究をしているふりをして実は冒険しているだけの教授さま、誰も飛ばないような環境で飛んでしまう命知らず気球パイロットなんだけれどしっかりと実業家でもあるお方etc・・・)
佐藤さんもこの部類の臭いが漂います。

それは佐藤さんのセリフに現れていたりして、
(私は一応物書きなので観察眼には、自身があります)

「食品としての鹿肉販売は性に合わないから止めた」
→じゃ、おれが!!でも頑固だなぁ。

「うちの店で売っているのは、自分で使って使える商品を売っている」
→確かによくわかんないものが壁に吊してある

「店内では、ネットに掲載していない商品がダンボールに放り込んである」
→ああ、あの箱って・・おつとめ半額品じゃなかったんですね??

「買い替えしなくてもイイ商品を最初から売るから商売下手で儲からない」
→たしかに、いきなりサベージコンプリート勧められてビビリました(嫁さんに)某店みたいにM870勧めないのは、いいかも。

要するに、職人肌なんだけれど常識人。
好きなことを人生の軸に選んでいるから商売人には徹しきれない、
善良な部類に入る遊び人。(ん?よくわかんなくなってきたけど共感できるんです)

とにかく私はエゾシカ猟に関して完全に吸収の段階なので、
ひたすら現場で勉強する必要があると思っていますから、
経験豊富なワルイ方と鹿狩りに行けるのは、アリガタイことなのです。

朝4時、石狩の店に集合後、猟場へ移動。
佐藤さんの、これまた素人には理解できない
(→あとで理解できるようになる)
異常な数のウインチとクレーン?が装備されている
ピックアップで現場へ移動すること約数時間。
ビギナーにとって、この現場までの移動時間は
いろいろと勉強になる狩猟話が聞けるので重要です、
だから失礼覚悟で根掘り葉掘り聞いたりします。

現場到着後、日の出時刻を待って林道IN。

枯れ葉で覆われた、ぬかるむ道を結構なスピードで
走る佐藤さん。

「ある程度スピードがないと獲物がとけ込んで見えますから」

なるほど、ゆっくりのスピードでは、
景色とシカの変化に気付きにくい、らしい。

「シカの全体を見るんじゃなくて、パーツ・・そう、
なんか他の地形と明らかに違う場所を見つけるのが大事ですよ」

まずは、撃つことではなくて
シカを見つけることの重要性を説く佐藤さん。
戦闘機パイロット訓練の教官と同じことをいうなぁ・・と
分野は違えど、やっていることは同じなんですね。

天気は、朝日の逆光がまぶしすぎる晴れ模様。
こういう逆光のときは、暗順応が遅れるので特に
黒っぽいオスの発見が遅れる、ということも教えてもらう、
いわゆるカメラの黒つぶれ状態のことだ、なるほど理論的。
写真を撮る自分としても納得。

その他、地形的に熊シカのいる場所、とけ込みやすい地形、
熊の食い物などなど、一緒に現場でクルマに乗っているだけで
学ぶことはたくさんある!
やはり現場に出なきゃダメなんだな、
とあたりまえのことを再認識。

感心しながら頭の中のメモ帳に学んだことを
書き込んでいると・・・前方の山斜面にメスシカ2頭を発見!
(といっても発見したのは、佐藤さん)

二人ともクルマを降りて、森に入り弾薬装填、
間髪入れず、別に申し合わせたわけでもないのに
別々のシカに対して発砲。

結果、

私、ハズレ。佐藤さんはさすが命中。
距離は、70mぐらい?うーん、悔しい。

血抜きのためにすぐに斜面に登り、獲物を回収。
クレーン?搭載の佐藤さんクルマでさっそく解体実習。

クレーンでの解体は初めて・・・

これまた早い、すごい・・

解体編は次回へつづきます。

写真:クレーンでシカをつるし上げる社長

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