2009年11月10日火曜日

狩猟用ゾンメルスキー






倶知安は、雪が降りそうな気圧配置です。
エゾシカも山に入り込んでしまったでしょうか。

いままで15年間ほど冬山スキー登山をやってきた私は、
スキーによる狩猟が楽しみでなりません。
日高あたりの山を米と味噌だけ持って縦走し、
テントとジビエだけで一週間耐え抜く。
という苦行?を夢見ています。


いままで大雪山をはじめとする
北海道の高所冬山で慣らしたスキー技術は、
無駄ではないはず、と思っていたのですが
しかしながらちょっとばかり、
狩猟スキーと冬山スキーには
道具的な違いがあるようです。

一般的な現代の山岳スキーは、登坂時に人工シールを使います。
人工シールとはナイロンのことで
これを冬山では普通に使っていたわけですが、
これが狩猟スキーでは、アザラシの天然シールを使うわけです。
(ちなみにここで使っている「シール」とは英語のseal=アザラシのことです)

15年間、人工ナイロンシールしか使ったことがなかった私が、
昨シーズン、始めてアザラシの天然シールが付いたスキー
(これをゾンメルスキー(秀岳荘オリジナル)といいます)
を狩猟時に借りて使ったときの感想。

「すごい!!なんでこんなに滑って登れるの?」

ナイロンシールでは、まず直登できないであろう雪斜面も
アザラシヘアーでは、ずんずんと一直線で登れます。
一方、下りでは恐ろしいほどに抵抗が少なくなり、
すーっとパウダー雪面を滑ってゆきます、これがきもちいい!

私は、あまりにもこのゾンメルスキーの優秀さに惚れてしまい
(しかも借りたスキーは10年使用のお古)
次の日、秀岳荘に直行して
このスキーを買ってしまったほどの感動でした。

一度、1300m クラスの雪山を登って滑ってみましたが、
その滑走性能は、シールをつけていることを忘れてしまうほど。
もちろん登坂性能もすばらしい。

狩猟時には長靴で行動するので
滑りは非常に難しくなるのですが、
それもまた楽しみのひとつです。

銃を両手に抱えて、
ゾンメルスキーで滑降すると、
なんだかドムになったような気分を味わえ・・
はやく雪降らないかな。


科学技術が発達している昨今で
天然物が優れてるという事実は、本当に嬉しいものです。

2 件のコメント:

  1. はじめまして!JOHN DEERと申します。
    ハンティングネットさんのブログから飛んできました♪

    私も210Fコンプリートの所持者です。
    ちょっと重たいですが、命中精度は抜群ですね。

    ブログを楽しく読ませていただきました。
    これからもよろしくお願いします。

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  2. こんにちは!John Deerさん

    私もハンティングネットさんのコンプリート・モデル買う前は
    John Deerさんのブログでひそかにチェックさせていただいておりました。
    (確か、コンプリートは我々二人だけですよね?)

    本当によく当たる銃ですね!


    まだまだ駆け出しハンターですが
    どうぞよろしくお願いいたします!

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