2009年11月27日金曜日

1本ツノ・フィーバー(回収編)




回収編です

川幅10mほどの対岸にばったりと倒れている、
我々がしとめたシカ。

冬の水量が少ない時期とはいえ、
胴付きを持ってきていない我々には、
微妙な深さだ。

佐藤さんが、浅そうな場所を狙って渡渉を敢行。
しかし川の深さは確実にゴム長靴が浸水しそう。

佐藤さんがいう。

「もう、今日はこれで終わりでいいですよね?」

おお、、もう浸水する覚悟なんだ、、
そのとき私は、佐藤さんの獲物回収に対する
こだわりというか気合いを感じた。

そこで、ふと上流側をみると
流れが緩やかな場所を発見。

流れが緩やかで川幅が広い→浅い

沢登りで慣らした渡渉感覚で
佐藤隊長に進言して移動、わたってみると、
なんとかゴム長が浸水しない深さ。

「やっぱり胴付きもってくるべきだねぇ」なんて
二人で話しながら、ついに獲物にたどり着く。

そして獲物を識別

「おおっ!!一本ツノ!!」

「まじですか?おいしそう・・」

そう、中途半端に小さなシカだな、と思っていたら
なんと評判のピンズノではありませんか!


そうして、よだれを垂らしながら、
喜んでいる私をよそに
その後の佐藤さんの回収作業の早いこと。


移動は、水の浮力を使っているのでなんだか楽しそう。
(撮影なんかしていないで、オマエ手伝えよ!という感じ)


内蔵を迅速に取り出し、
冬の冷たい川の流れを利用して
血抜きと肉の冷却を行います。


ちなみにシカとロープを固定する方法は、
これでやっていました。
(この道具は非常に便利そう、来年買おう!)



さて残るは、河原から林道へシカの運搬。
結構な急斜面がある場所ですが、
それも
狩猟用戦闘車両「佐藤・極悪型」
にかかれば、かんたんなもの。

前編で紹介した魚網牽引機で、一気に引き上げます。
このシーンは圧巻。


左上向こうに見えるのが、極悪車(爆

こうして一本ヅノのシカは、迅速な回収後、
約一週間の熟成期間をおいて
おいしく食卓に並ぶのでした。



リンゴを先に焼いてから、ピンツノ・ロース肉を焼きます。
(ローズマリー、セージに塩・胡椒少し)


お味のほどは・・・




柔らかくジューシー。
それでいてエゾシカの風味は失われていない・・
リンゴを先に焼いて、
付け合わせにするとうまい。


こんなにうまいピンツノ丸ごと一頭をワタシにくれた
佐藤@ハンティングネット社長様、ありがとうございました。

粘り勝ちの美味シカゲットでしたね!

2 件のコメント:

  1. 寒い中 お疲れ様でした

    条件が厳しい時は ねっぱらないとダメですね

    返信削除
  2. リンゴ焼いてから・・・というのは、素晴らしい調理法ですね。早速まねしてみよ~っと。

    返信削除