2011年8月3日水曜日

渓流の作法

土曜日は、尻別川にてヤマベ釣り。 
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最近始めたテンカラで、
ちいさなヤマベがつぎつぎと毛針に吸い付き、
今夜のおかずをしっかりゲット。

友人は、わりと大きめな・・唐揚げには厳しい山女魚をゲット。
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細いテンカラ竿なので結構引きが楽しかったようだ。

そうやってヤマベ釣りを楽しんでいると、
オシドリの親子が、我々と一緒に川を上っているではないか。
(以下2枚は友人撮影)
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子供達が、とっても可愛く
自分がハンターであることを忘れて見入ってしまう。

こんなに可愛い親子を見てしまうと、
今後のカモ猟がやりずらいな。
(※オシドリは、非狩猟鳥獣)

狩猟をやり始めると動物を観察するようになるので
だんだんとその存在自体が愛おしくなって、
動物を殺すのが、なんだかとても可愛そうになるんです。

矛盾しているようだけど、
こういう感覚は、動物を殺めてみないと分からない世界です。
死をもって、生の尊厳を知るというか。

ほどほどに釣ったあと、夜の宴会に突入。
釣り談義をしながら、仲間と酒を呑むのが楽しいのだ。

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ヤマベの唐揚げ+サッポロ黒
最高の組み合わせ。

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この日のメニュー、
友人が釣ってきたタコの刺身
ヤマベの唐揚げ、シシトウ、ワラビのメンミ漬けなどなど。

友人の実家で開催されたので、
ヤマベ釣りの達人である友人のお父さんも参戦。
ヤマベ釣りのなんたるか、を説いていただいた。

そのなかで最もヒットだったのは、

「山女魚・・と書くぐらいだから、オンナがそれを釣るのはいかがなものかと」

というものだった。

俺は笑いをこらえきれず、
それを聞いていた一緒に釣りをした山ガールの友人は、
若干ひいていたが妙に納得もしてた。

確かに、ヤマベ釣り・・ひいては
渓流釣りという喜びの行程の中に散りばめられている詫び寂(わびさび)を
山ガールなどと共有するのは、極めてむずかしい。

おおむね山ガール達は魚が釣れると「きゃー、わー」と騒いで
渓流の雰囲気は大きく崩れ、無言でポイントを譲りあいつつ、
渓を遡る男同士の釣りの美学は、どこかへ吹っ飛んでしまうのである。

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